科研費基盤研究Bシンポジウム:物の記述・世界の記述―書誌が描く18世紀啓蒙の世界―
受付期間: 2019-11-21~2019-12-20
シンポジウム概要:
各地の図書館が所蔵する西洋貴重書が、少しずつデジタル画像として公開されています。そのおかげで、居ながらにして貴重書を読めるようになりました。それでは、現物を手に取る必要はなくなったのでしょうか?
決してそんなことはありません。現物に触れることで初めて分かることは、たくさん残されています。
このシンポジウムでは、書誌学と思想史研究の両面から、西洋貴重書それ自体が持つ価値に迫ります。書物に即した研究にはどのような可能性があるか、図書館の現場で作成される書誌記述はどのようにして研究に活かされているか、その一端を紹介します。参加者のみなさんにとって、今後の研究や実務に役立てていただければ幸いです。
会 場 :一橋大学佐野書院(西キャンパス26番の建物)
開催日時 :2019年12月20日(金)
13:30-16:45予定(13:00 受付開始)
プログラム:
13:00- 受付
13:30-14:20「旧体制下フランスにおける地下出版――リヨンの印刷業者ブリュイゼによる海賊版『エミール』(1762年)の舞台裏」
坂倉裕治(早稲田大学教育・総合科学学術院)
14:20-15:10 「書誌学と思想史研究をつなぐ――書誌から読み解く『百科全書』――」
小関武史(一橋大学大学院法学研究科)
15:10-15:25 休憩
15:25-16:15 「西洋古典籍の書誌学的研究成果と図書館総合目録への反映――現状と課題について――」
松波京子(名古屋大学附属図書館)
16:15-16:45 全体討論
モデレーター福島知己(帝京大学経済学部)
参加人数の把握のため、以下のフォームにて事前申込をお願いします。
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